追い出し部屋(おいだしべや)とは、日本の企業や団体において、従業員・職員を自己都合退職(または懲戒解雇)に追い込み、会社都合退職させないために配属させる部署、または既属部署から頻繁に呼び出す部屋。「無期雇用の従業員を容易に解雇できない規制」または「割増による退職金の支給」を免れるため、一部の企業で脱法的に設けられる。 表向きの名称としては、配属する場合は人材強化センター、キャリアデザイン室など、既属部署から呼び出す場合はコーチングルーム、ワーク・ライフ・バランス相談室などと通称されることがある。後者の「コーチング」や「ワーク・ライフ・バランス」の場合は組織開発と称して面談を外部に委託し、候補者以外の社員も一通り呼び出して対象者を絞り込んでいくやり方がとられることもある。