電子回折において菊池像(きくちぞう、英: Kikuchi pattern)とは、回折スポットの他に見られる線やバンドのことで、菊池パターンや菊池図形とも呼ばれる。1928年、菊池正士が雲母の電子線解析によって発見した。 明るい線 (Excess line) と暗い線 (Defect line) の対を菊池線(きくちせん、英: Kikuchi line)と呼び、幅の広いバンドは菊池バンド(きくちバンド、英: Kikuchi band)と呼ばれる。