『芙蓉の人〜富士山頂の妻』(ふようのひと ふじさんちょうのつま)は、新田次郎の小説、並びにそれを原作としたテレビドラマの作品である。 明治25年(1892年)、日本の気象予報を正確に把握するために、富士山の山頂に観測所を設置しようと、野中到は富士山に登頂し、冬の寒さに耐えながら気象観測に力を尽くす。この物語は到と、彼と行動を共にした夫人・千代子との夫婦愛と、気象観測に情熱を注いだ人生を描いたものである。