『興津弥五右衛門の遺書』(おきつやごえもんのいしょ)は、森鷗外の短編小説。江戸時代の随筆「翁草」中の「細川家の香木」を素材とし、1912年の乃木希典の殉死直後に初稿が発表され、翌年改作された。鷗外が歴史小説を書く端緒となった作品と言われている。