肉蒲団(にくぶとん)は、中国、清代の小説。のひとつ。別名、覚後禅。英語では Carnal Prayer Mat 。6巻20回。李漁の作であろうとされる。 主人公の青年、未央生が色道遍歴の末、仏門に帰依するという物語であり、その性描写で知られる。 物語中で、未央生と妻の玉香が元代の画家・趙孟頫の春画『三十六幅春画冊』を観る描写がある。またこの作品を題材とした、作者未詳の十六葉の春画冊(「玉香行水図」など)がある。