第二次リンカーンの戦いは、第一次バロン戦争中である1217年3月20日、リンカーン城で起こった戦い。将来のフランス王ルイ8世(この当時は王太子)の軍と、イングランド王ヘンリー3世の勢力が激突した。ルイ軍はペンブルック伯ウィリアム・マーシャルの率いる援軍の攻撃を受けた。フランス軍を率いるド・ラ・ペルシュ伯爵はこの戦いで戦死し、これがルイの大敗北と、軍がイングランド南東部に撤退を余儀なくされる原因となった。このあと引き続いて起こった略奪は「リンカーン事件」(Lincoln Fair)と呼ばれている。ヘンリー軍が都市を荒廃させたため、市民たちはルイの方に忠実であった。