第一生命多額詐取事件(だいいちせいめいたがくさくしゅじけん)は、第一生命保険の営業社員が起こした架空金融詐欺事件である。長年、トップセールスを記録していた営業社員が「上席特別参与」や「特別調査役」の肩書を信頼した顧客に対して、「金利30%の特別枠」などの架空の金融取引をもちかけて不正に資金を集め、当該社員が返済を行わなかった。被害者は21名に上り、被害総額は約19億円とみられている。