穴文殊(あなもんじゅ)は、清涼山九品寺(きゅうひんじ/くほんじ)の通称である。また、その本尊である文殊菩薩像がかつて祀られていた経ヶ岬付近の海食洞のことをいう。丹後三文殊のひとつに数えられる。 もともと文殊像が安置されていた海食洞は、山陰海岸ジオパークに属する海岸地形の一部で、2002年版以降京都府レッドデータブックで「要継続保護」として挙げられている。 九品寺は、京都府京丹後市丹後町袖志文殊野に所在し、袖志の棚田の西端に位置する曹洞宗の寺院「」の境外仏堂である。航空自衛隊経ヶ岬分屯基地と在日米軍経ヶ岬通信所の間にある。