神拝村(かんばいむら)は愛媛県の東部、新居郡に属していた村。現在の西条市中心部の地域、加茂川下流右岸にあたる。 神拝という名称は古より西日本最高峰である石鎚山へ登る者が、五月晦日の夜に山の麓の夜明かしに集まり、明け方近く松明を持って、頂上へとよじ登った。一方で登ることのできなかった人々はこの村に集まってよじ登る松明を仰ぎ見て、頂上に祀ってある石鎚の神を、はるかに拝んだことから、神拝の名が起こったという。