磐城軌道(いわききどう)は、福島県いわき市にあった鉄道路線(軌道線)を運営していた鉄道会社。 保有していた路線は、現在のいわき中央警察署付近にあった長橋駅と、国有鉄道湯本駅付近にあった湯本駅を結ぶ馬車鉄道であった。全線が国有鉄道常磐線と併走していたが、営業状況は良かったという。しかし1922年(大正11年)2月16日の大雨による軌道破損により休止された。翌年1923年(大正12年)になり、当時内燃気動車を製造していた日本鉄道事業が路線を譲り受け、自社製造のガソリン動車を2両導入し運行を再開したが、長く続かず1929年(昭和4年)に営業休止、しばらく特許のみが残っていたが1937年(昭和12年)に特許が取り消され、正式に廃止された。