真龍寺(しんりゅうじ)は、東京都世田谷区北沢二丁目にあった寺院。曹洞宗に属し、大雄山最乗寺(神奈川県南足柄市)の末寺として1929年(昭和4年)に創建された。「世田谷の道了尊」として知られ、節分会の行事として始まった天狗道中は「天下一天狗道中」となって「しもきた天狗まつり」のメインイベントとして親しまれている。この寺院と「しもきた天狗まつり」は「天狗まつりと真龍寺」として、1983年(昭和58年)に「せたがや百景」に選定された。その他に境内が「下北沢音楽祭」などのステージやイベントに使用されるなど、地元とのつながりが強い寺院だった。真龍寺は2019年(令和元年)春に小田原に移転し、堂宇は解体された。