百衲本(ひゃくのうぼん)は、漢籍出版の一形態。異なった版本を寄せ集め、欠落を補うことで、完本としたものである。 「衲」は「補綴する」「綴り合せる」という意味である。清初の宋犖(1634年 - 1714年)が、2種類の宋本と3種類の元本を集めて『史記』(全80冊)を編纂し、これが『百衲本史記』と称されたのが最初である。傅増湘(1872年 - 1949年)は数種の宋本から『百衲本資治通鑑』(全80冊)を編纂した。歴史の分野において単に「百衲本」と称する場合には、1936年に商務印書館から出版された『百衲本二十四史』を指すことが多い。

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  • 百衲本(ひゃくのうぼん)は、漢籍出版の一形態。異なった版本を寄せ集め、欠落を補うことで、完本としたものである。 「衲」は「補綴する」「綴り合せる」という意味である。清初の宋犖(1634年 - 1714年)が、2種類の宋本と3種類の元本を集めて『史記』(全80冊)を編纂し、これが『百衲本史記』と称されたのが最初である。傅増湘(1872年 - 1949年)は数種の宋本から『百衲本資治通鑑』(全80冊)を編纂した。歴史の分野において単に「百衲本」と称する場合には、1936年に商務印書館から出版された『百衲本二十四史』を指すことが多い。 (ja)
  • 百衲本(ひゃくのうぼん)は、漢籍出版の一形態。異なった版本を寄せ集め、欠落を補うことで、完本としたものである。 「衲」は「補綴する」「綴り合せる」という意味である。清初の宋犖(1634年 - 1714年)が、2種類の宋本と3種類の元本を集めて『史記』(全80冊)を編纂し、これが『百衲本史記』と称されたのが最初である。傅増湘(1872年 - 1949年)は数種の宋本から『百衲本資治通鑑』(全80冊)を編纂した。歴史の分野において単に「百衲本」と称する場合には、1936年に商務印書館から出版された『百衲本二十四史』を指すことが多い。 (ja)
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  • 百衲本(ひゃくのうぼん)は、漢籍出版の一形態。異なった版本を寄せ集め、欠落を補うことで、完本としたものである。 「衲」は「補綴する」「綴り合せる」という意味である。清初の宋犖(1634年 - 1714年)が、2種類の宋本と3種類の元本を集めて『史記』(全80冊)を編纂し、これが『百衲本史記』と称されたのが最初である。傅増湘(1872年 - 1949年)は数種の宋本から『百衲本資治通鑑』(全80冊)を編纂した。歴史の分野において単に「百衲本」と称する場合には、1936年に商務印書館から出版された『百衲本二十四史』を指すことが多い。 (ja)
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  • 百衲本 (ja)
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