白浜の化石漣痕(しらはまのかせきれんこん)は、和歌山県西牟婁郡白浜町江津良(えづら)にある、国の天然記念物に指定された漣痕(リプルマーク 英: ripple mark)である。 化石漣痕とは、浅い海底の砂の表面に漣(さざなみ)の波痕ができ、その痕跡が乱されないうちに粘土質などの被膜に覆われることによって、波痕がそのまま地層として残され、その後の隆起や侵食より覆われていた粘土質が剥がされ、再び波痕の地層面が現れたものであり、「波の化石」や「漣痕の化石」とも呼ばれている。国の天然記念物に指定された化石漣痕は日本国内に3件あり、白浜の化石漣痕はそのひとつである。