異常液体(いじょうえきたい)とは、典型的な液体の諸法則のいずれかがなりたたない液体を指す。以下にその例を示す。 * 温度が上昇すると表面張力が増大するもの。 * 例: ZnCl2 * 蒸発熱と沸点に関するトルートンの法則がなりたたないもの。 * 例: 水、低分子アルコール、ヘリウム * 温度と蒸気圧の関係が典型的でないもの。 * 固化すると体積が増えるもの。 * 例: ビスマス、ガリウム、ゲルマニウム、プルトニウム、ケイ素、水 * 負の熱膨張を示す(温度が上昇すると体積が小さくなる)もの。 * 水(0 °C - 3.984 °Cの範囲) * 表面張力に関するラムゼー・シールズの式に従わないもの。