田代太田古墳(たしろおおたこふん)は、佐賀県鳥栖市田代本町に所在する円墳。早くから彩色壁画系の装飾古墳の一つとして知られる1基で、大正15年には国の史跡に指定されている。周辺には剣塚、岡寺、庚申堂塚など6世紀代の前方後円墳が点在し有力な豪族がいたことがわかっており、田代太田古墳の被葬者もその一人と見られている。 民家の敷地内にある古墳であり、また保存上の問題もあるため、年1回の特別公開時以外は非公開となっている。