塩江線(しおのえせん)は、かつて香川県香川郡仏生山町(現・高松市仏生山)の仏生山駅と香川郡塩江村(現・高松市塩江地区)の塩江駅を結んでいた琴平電鉄(ことひらでんてつ、現・高松琴平電気鉄道)の鉄道路線。日本内地における、史上唯一の非電化標準軌鉄道線であった。 1929年(昭和4年)に琴平電鉄の子会社である塩江温泉鉄道(しおのえおんせんてつどう)の路線として開業したが、経営難により、のち親会社の琴平電鉄に吸収合併されて同社の塩江線となった。1941年(昭和16年)に廃止となっている。 路線は「高松の奥座敷」と呼ばれる塩江温泉に至る国道193号および香川県道280号(旧高松藩街道における「塩江街道」)に沿うように敷設されており、廃止後60年以上を経てなお一部に廃線遺構が残る。また廃線跡のうち仏生山駅から高松市香川町浅野にかけては道路となっているが、本路線がガソリンカーでの運行であったことから、この道路には「ガソリン道」という通称がある。さらにその先の同市香川町川東下から同市塩江町安原下にかけての廃線跡は香川県道269号塩江香川高松自転車道線(香東川自転車道)となっている。

Property Value
dbo:abstract
  • 塩江線(しおのえせん)は、かつて香川県香川郡仏生山町(現・高松市仏生山)の仏生山駅と香川郡塩江村(現・高松市塩江地区)の塩江駅を結んでいた琴平電鉄(ことひらでんてつ、現・高松琴平電気鉄道)の鉄道路線。日本内地における、史上唯一の非電化標準軌鉄道線であった。 1929年(昭和4年)に琴平電鉄の子会社である塩江温泉鉄道(しおのえおんせんてつどう)の路線として開業したが、経営難により、のち親会社の琴平電鉄に吸収合併されて同社の塩江線となった。1941年(昭和16年)に廃止となっている。 路線は「高松の奥座敷」と呼ばれる塩江温泉に至る国道193号および香川県道280号(旧高松藩街道における「塩江街道」)に沿うように敷設されており、廃止後60年以上を経てなお一部に廃線遺構が残る。また廃線跡のうち仏生山駅から高松市香川町浅野にかけては道路となっているが、本路線がガソリンカーでの運行であったことから、この道路には「ガソリン道」という通称がある。さらにその先の同市香川町川東下から同市塩江町安原下にかけての廃線跡は香川県道269号塩江香川高松自転車道線(香東川自転車道)となっている。 路線廃止後の代替交通としてことでんバス塩江線が高松駅 - 塩江間に運行されている。かつては徳島西部交通の穴吹 - 高松線も併存して、ことでんバス同様に代替交通の役を担っていたが、2013年4月1日をもって廃止され、現在はことでんバス1社のみの運行になっている。 (ja)
  • 塩江線(しおのえせん)は、かつて香川県香川郡仏生山町(現・高松市仏生山)の仏生山駅と香川郡塩江村(現・高松市塩江地区)の塩江駅を結んでいた琴平電鉄(ことひらでんてつ、現・高松琴平電気鉄道)の鉄道路線。日本内地における、史上唯一の非電化標準軌鉄道線であった。 1929年(昭和4年)に琴平電鉄の子会社である塩江温泉鉄道(しおのえおんせんてつどう)の路線として開業したが、経営難により、のち親会社の琴平電鉄に吸収合併されて同社の塩江線となった。1941年(昭和16年)に廃止となっている。 路線は「高松の奥座敷」と呼ばれる塩江温泉に至る国道193号および香川県道280号(旧高松藩街道における「塩江街道」)に沿うように敷設されており、廃止後60年以上を経てなお一部に廃線遺構が残る。また廃線跡のうち仏生山駅から高松市香川町浅野にかけては道路となっているが、本路線がガソリンカーでの運行であったことから、この道路には「ガソリン道」という通称がある。さらにその先の同市香川町川東下から同市塩江町安原下にかけての廃線跡は香川県道269号塩江香川高松自転車道線(香東川自転車道)となっている。 路線廃止後の代替交通としてことでんバス塩江線が高松駅 - 塩江間に運行されている。かつては徳島西部交通の穴吹 - 高松線も併存して、ことでんバス同様に代替交通の役を担っていたが、2013年4月1日をもって廃止され、現在はことでんバス1社のみの運行になっている。 (ja)
dbo:thumbnail
dbo:wikiPageExternalLink
dbo:wikiPageID
  • 354064 (xsd:integer)
dbo:wikiPageLength
  • 10840 (xsd:nonNegativeInteger)
dbo:wikiPageRevisionID
  • 85801767 (xsd:integer)
dbo:wikiPageWikiLink
prop-ja:boxWidth
  • 300 (xsd:integer)
prop-ja:el
  • 全線非電化 (ja)
  • 全線非電化 (ja)
prop-ja:end
  • 終点:塩江駅 (ja)
  • 終点:塩江駅 (ja)
prop-ja:frame
  • yes (ja)
  • yes (ja)
prop-ja:frameHeight
  • 600 (xsd:integer)
prop-ja:imageWidth
  • 300 (xsd:integer)
prop-ja:linelengthKm
  • 16.200000 (xsd:double)
prop-ja:name
  • 20 (xsd:integer)
prop-ja:open
  • 1929-11-12 (xsd:date)
prop-ja:owner
  • 塩江温泉鉄道→琴平電鉄 (ja)
  • 塩江温泉鉄道→琴平電鉄 (ja)
prop-ja:start
  • 起点:仏生山駅 (ja)
  • 起点:仏生山駅 (ja)
prop-ja:stations
  • 12 (xsd:integer)
prop-ja:status
  • 廃止 (ja)
  • 廃止 (ja)
prop-ja:stock
  • [[#車両 (ja)
  • [[#車両 (ja)
prop-ja:text
  • 経路図(1940年) (ja)
  • 経路図(1940年) (ja)
prop-ja:type
  • line (ja)
  • line (ja)
prop-ja:wikiPageUsesTemplate
dct:subject
rdfs:comment
  • 塩江線(しおのえせん)は、かつて香川県香川郡仏生山町(現・高松市仏生山)の仏生山駅と香川郡塩江村(現・高松市塩江地区)の塩江駅を結んでいた琴平電鉄(ことひらでんてつ、現・高松琴平電気鉄道)の鉄道路線。日本内地における、史上唯一の非電化標準軌鉄道線であった。 1929年(昭和4年)に琴平電鉄の子会社である塩江温泉鉄道(しおのえおんせんてつどう)の路線として開業したが、経営難により、のち親会社の琴平電鉄に吸収合併されて同社の塩江線となった。1941年(昭和16年)に廃止となっている。 路線は「高松の奥座敷」と呼ばれる塩江温泉に至る国道193号および香川県道280号(旧高松藩街道における「塩江街道」)に沿うように敷設されており、廃止後60年以上を経てなお一部に廃線遺構が残る。また廃線跡のうち仏生山駅から高松市香川町浅野にかけては道路となっているが、本路線がガソリンカーでの運行であったことから、この道路には「ガソリン道」という通称がある。さらにその先の同市香川町川東下から同市塩江町安原下にかけての廃線跡は香川県道269号塩江香川高松自転車道線(香東川自転車道)となっている。 (ja)
  • 塩江線(しおのえせん)は、かつて香川県香川郡仏生山町(現・高松市仏生山)の仏生山駅と香川郡塩江村(現・高松市塩江地区)の塩江駅を結んでいた琴平電鉄(ことひらでんてつ、現・高松琴平電気鉄道)の鉄道路線。日本内地における、史上唯一の非電化標準軌鉄道線であった。 1929年(昭和4年)に琴平電鉄の子会社である塩江温泉鉄道(しおのえおんせんてつどう)の路線として開業したが、経営難により、のち親会社の琴平電鉄に吸収合併されて同社の塩江線となった。1941年(昭和16年)に廃止となっている。 路線は「高松の奥座敷」と呼ばれる塩江温泉に至る国道193号および香川県道280号(旧高松藩街道における「塩江街道」)に沿うように敷設されており、廃止後60年以上を経てなお一部に廃線遺構が残る。また廃線跡のうち仏生山駅から高松市香川町浅野にかけては道路となっているが、本路線がガソリンカーでの運行であったことから、この道路には「ガソリン道」という通称がある。さらにその先の同市香川町川東下から同市塩江町安原下にかけての廃線跡は香川県道269号塩江香川高松自転車道線(香東川自転車道)となっている。 (ja)
rdfs:label
  • 琴平電鉄塩江線 (ja)
  • 琴平電鉄塩江線 (ja)
prov:wasDerivedFrom
foaf:depiction
foaf:isPrimaryTopicOf
is dbo:wikiPageRedirects of
is dbo:wikiPageWikiLink of
is prop-ja:所属路線 of
is owl:sameAs of
is foaf:primaryTopic of