『珈琲屋の人々』(こうひいやのひとびと)は、池永陽による日本の連作短編小説集シリーズ。2006年より『小説推理』(双葉社)に掲載、2009年より双葉社から刊行されている。既刊3巻。殺人の前科を持つ宗田 行介(そうだ こうすけ)がマスターを務める東京・下町の商店街の喫茶店「珈琲屋」を訪れる人々を主人公に、心に傷を抱えた人々が語るさまざまなドラマを描く、連作短編の構成を取っている。 シリーズ第1作『珈琲屋の人々』の続編に第2作『ちっぽけな恋 珈琲屋の人々』(ちっぽけなこい こうひいやのひとびと)、第3作『珈琲屋の人々 宝物を探しに』(こうひいやのひとびと たからものをさがしに)があり、いずれも『小説推理』(双葉社)にて掲載された。同誌2006年7月号から2008年9月号に「珈琲屋の人々」として、2011年4月号から2012年11月号に「続・珈琲屋の人々」として、2014年1月号から2015年3月号に「続々・珈琲屋の人々」として掲載され、2019年6月号から2020年3月号に「新・珈琲屋の人々」が連載された。 2014年4月より5月まで、シリーズ第1作および第2作を原作としてNHK BSプレミアム「プレミアムドラマ」にて高橋克典主演でテレビドラマ化され、放送されていた。