準市場(じゅんしじょう、英: quasi-market、クアジマーケット)は、医療・福祉など公的サービスにおいて、部分的に市場原理を取り入れている場合の総称。擬似市場。 社会福祉は公的部門による措置制度の時代(昭和20年代以前)が続いていたが、公的部門によるサービス(対人的サービス)が一律的、画一的、独占的となる欠点もあった。この欠点を補うために市場メカニズムを導入してサービス提供者を競争させることにより、より効率的で質の高い対人的サービスが提供されるよう政策が設計されるようになった。競争原理が働くものの市場とはいえないので準市場と呼ばれる。