混合政体(こんごうせいたい、英: mixed government)とは、君主制、貴族制、民主制を混合した政体のこと。 政体の混合形態については、プラトンやアリストテレスもそれぞれ言及しているが、古代ギリシャの歴史家であるポリュビオスが、政体循環論と対になる形で、共和政ローマを引き合いに出しながらこの概念を確立した。 近代の権力分立論にも影響を与えたとする見解もあるが、混合政体論が「垂直的権力分立(相互牽制)」であるのに対して、三権分立に代表される近代国家の権力分立論は「水平的権力分立(相互牽制)」なので、だいぶニュアンスが異なる。むしろ立憲君主制や二院制の方が、混合政体論的な抑制効果を意識した制度だと言える。