『浮草物語』(うきぐさものがたり)は、1934年(昭和9年)11月22日公開の日本映画である。松竹キネマ製作・配給。監督は小津安二郎。モノクロ、スタンダード、サウンド版、89分。 坂本武演じる喜八が主人公の「喜八もの」の第2作で、監督の米映画『煩悩』を下敷きにしている。オリジナルはサウンド版であり、主題歌まであったが、現存プリントはサイレント版のみである。1959年(昭和35年)には小津自身が『浮草』の題名でリメイクしている。第11回キネマ旬報ベスト・テン第1位。