流れ橋(ながればし)とは、日本やアイルランド、オーストラリアなどに見られる橋の形式の一つであり、固定されていない橋桁(はしげた)が洪水の際に流れてしまうことを想定した橋のこと。 橋脚は流失せず、残された橋脚の上に新たに桁を架けることで簡単に復旧できる。近年ではロープなどで橋桁をつなぎとめることによって回収しやすくしたものもあり、これであれば桁を新造する必要がないため、復旧コストを抑えることが可能となっている。水面からの高さが低く、歩行者用の比較的小型の橋で手すりのないものが多い。