横浜市の農業(よこはましののうぎょう)。本項では、横浜市における農業の歴史と現況について述べる。 一般に「ミナト・ヨコハマ」のイメージのある横浜市であるが、郊外には台地上の畑や河川に沿った水田、住宅地の合間の市民農園などがあり、野菜や果実、花卉、畜産など多彩な農業生産が行われている。横浜市内には2016年(平成28年)現在、市内18区のうち西区を除く各区に合計3,047haの農地があり、これは市域の総面積の約7%を占める。2015年(平成27年)度の農林業センサスによると、市内の農家の戸数は3451世帯(そのうち、作物の販売を行う戸数は2029世帯)、農業就業人口は4,482人である。2006年(平成18年)度の統計では、横浜市の農業産出額は約101億円である。その構成は野菜62%、果実10%、豚7%、花卉6%、イモ類・乳用牛各4%、その他7%で、野菜類の生産が大きな比重を占めている。