桜井 孝雄(さくらい たかお、男性、1941年9月25日 - 2012年1月10日)は、日本の元アマチュアボクシング選手・プロボクサー。千葉県佐原市(現・香取市)出身。中央大学卒業。1964年東京オリンピック・バンタム級金メダリスト。OBF東洋バンタム級王者。 天性の勘と磨かれた技術、優れたフットワークを持ち、金メダリストとして鳴り物入りでプロ入りしたものの、ボクシングに対しクール過ぎる性格が災いし「安全運転」と称された消極的ボクシングを展開。当時のプロのバンタム級はファイティング原田やルーベン・オリバレスらが王座を保持して世界の壁が厚く、これを突破することはできなかった。しかし、2012年に村田諒太がロンドン・オリンピックのミドル級で金メダルを獲得するまでの48年間、アマチュアボクシングでは五輪のみならず世界選手権を合わせても唯一の日本の金メダリストであり、アマチュアボクシング界に残した功績は大きかった。