栓状耳飾り(せんじょうみみかざり)は、日本の縄文時代中期(約5000年前)に隆盛したピアス式耳飾り(イヤリング)の一種である。考古学界では「耳栓」(じせん)と呼ぶのがより一般的だが、いわゆる耳栓(みみせん)と字が同じのため、混同を避けるために本項では「栓状耳飾り」とする。これはまた、縄文時代前期に現れた「玦状耳飾り」(けつじょうみみかざり)と分類上で対になる表記でもあるためである。小型のものを「耳栓」、大型のものを「滑車形耳飾り」(かっしゃがたみみかざり)と呼ぶ分け方もある。