東邦テナックス株式会社(とうほうテナックス)は、かつて存在したPAN系炭素繊維メーカー。東京都千代田区に本社を置いていた。世界を代表する規模を誇り、生産高は世界第2位であった。主力製品である炭素繊維は、風力発電のブレード(羽根)や高圧タンク向けなどの産業用途のほか、仏エアバス社の超大型旅客機エアバスA380を始めとした航空・宇宙分野向けに出荷されていた。 昭和9年(1934年)創業の東邦人造繊維株式会社をルーツとする。 2006年3月期決算は、大垣工場跡地売却損の発生により44億円の赤字決算となる。 2018年4月1日付で、親会社の帝人に吸収合併され解散した。