啓志線(けいしせん)は、グラントハイツ(現・光が丘)に建設された駐留アメリカ軍上級士官住宅居住者、関係者の人員輸送、物資輸送のため、上板橋駅 - グラントハイツ駅(旧・啓志駅)間を結ぶ東武鉄道が運営していた鉄道路線。 啓志線の名称は、グラントハイツ建設工事総責任者のヒュー・ボイド・ケイシー中尉の名前からきている。しかし近年『光が丘学』等を初めとする各同人誌において、ケイシー中尉ではなく、その父親である、進駐軍の工兵部門トップであったヒュー・ジョン・ケイシー少将の名前からではないかとの説が提唱されている。なおケイシー中尉自身が第584建設工兵大隊に所属し、家族住宅担当であったというのは事実である。 旅客列車廃止後も貨物輸送は続けられていたが、1959年(昭和34年)7月22日に廃止された。