杉桙別命神社の大クス(すぎほこわけのみことじんじゃのおおクス)は、静岡県賀茂郡河津町の杉桙別命神社境内に生育するクスノキの巨木である。樹齢は1000年以上と推定され、1936年(昭和11年)12月16日に国の天然記念物となった。 この木はかつて河津地方にあった「河津郷七抱七楠(かわづごうななかかえななくす)」という7本のクスノキのうち、最後に残された1本である。静岡県下では阿豆佐和気神社の大クス(静岡県熱海市)、葛見神社の大クス(静岡県伊東市)とともに代表的なクスノキの巨木として知られ、地元の人々は「来宮様(木の宮様)の大クス」、「来宮神社(木宮神社)の大クス」とも呼んで尊崇している。