朱 貴(しゅ き)は、中国の小説で四大奇書の一つである『水滸伝』の登場人物。 梁山泊第九十二位の好漢。地囚星の生まれ変わり。渾名は旱地忽律(かんちこつりつ)で、忽律とはワニのことで、陸のワニという意味。背の高い細身の体躯に口髭と顎鬚を蓄え、貂皮の上着と鹿皮の靴を着こなしたしゃれた男である。梁山泊においては王倫時代からの古参の一人で、梁山泊の対岸に居酒屋を設けて見張り、資金調達(痺れ酒による追い剥ぎも含む)、情報収集、人材の品定め、入山希望者の面接、客人の案内など事務的仕事を担っている。