本谷のトラフダケ自生地(ほんだにのトラフダケじせいち)とは、岡山県津山市南方中長谷(旧久米町)にある国の天然記念物に指定された竹藪である。指定名の本谷とは指定当時の久米町南方中字(あざ)本谷より名付けられている。 トラフダケ(虎斑竹)の自生地は、当地の西側に隣接する真庭市の自生地3か所が1924年(大正13年)に、固有の地名の付かないトラフダケ自生地として国の天然記念物に指定されているが、本記事で解説する本谷の自生地は後年になって存在が確認されたため、1941年(昭和16年)に岡山県の天然記念物に指定され、1976年(昭和51年)6月16日に本谷のトラフダケ自生地として国の天然記念物に指定された。