有機ヒ素化合物(Organoarsenic compound)は、ヒ素と炭素の間に化学結合を持つ化合物である。殺虫剤、除草剤、殺菌剤として用いるために産業的に製造されるものもある。一般的にこれらの用途は、環境や人の健康への懸念から徐々に少なくなってきている。元となる化合物は、アルシンとヒ酸である。その毒性にもかかわらず、有機ヒ素化合物の生体物質はよく知られている。