曇り止め(くもりどめ)または防曇(ぼうどん)とは、ある表面が結露による細かな水滴で霧のようになる(曇る)のを防ぐ機能。また、曇りを防ぐ化学物質も曇り止め、あるいは防曇剤(ぼうどんざい)という。 近代的な防曇剤はジェミニ計画の中でNASAによって最初に開発され、現在では車両、浴室などに用いられるガラスやプラスチック類、眼鏡、ゴーグル、カメラレンズやミラーなど光学製品で使用される透明材料や反射材料の表面に活用されている。防曇技術の一例として、界面活性剤の塗布(すなわち親水性の表面の形成)によって表面張力を最小化させて濡れ性を変化させ、水を水滴状ではなく光散乱しない水膜状にする処理がある。