『暗黒街の対決』(あんこくがいのたいけつ)は、1960年に公開された日本映画。原作は大藪春彦『』。 1960年の東宝の正月映画で、三船敏郎・鶴田浩二の、当時の東宝2大スター競演によるアクション映画。監督の岡本喜八は前年、『暗黒街の顔役』を撮って大ヒットさせたことから、引き続きの連投となったが、『暗黒街の顔役』が兄弟愛や子供が物語に絡んで妙に湿っぽい出来となったのに比べ、本作は西部劇のような設定と、洋画のギャングもののような作風がより強まり、三船と鶴田の男臭い友情を軸に、ドライでありながら随所に鏤められたユーモア(関沢新一脚本)、そして岡本の細かいカッティングによるダイナミックな演出が相まって快作に仕上がった。 併映は、宝塚映画制作・森繁久弥主演・佐伯幸三監督の『』。