昭和天皇誤導事件(しょうわてんのうごどうじけん)は、1934年(昭和9年)11月16日に群馬県で行われた陸軍大演習において、視察に訪れた昭和天皇一行の先導をしていた警部が緊張のあまり道を誤ってしまい、一時天皇一行が行方不明になったと大騒ぎになった警察の失態事件である。前代未聞の事態であったため関係者は処分されたが、先導していた警部の1人が責任を取って自決を図った。 昭和天皇一行行方不明事件(しょうわてんのういっこうゆくえふめいじけん)、桐生鹵簿誤導事件(きりゅうろぼごどうじけん)とも呼ぶ(「鹵簿(ろぼ)」は行幸の行列のこと)。