『明日の神話』(あすのしんわ、英: Myth of Tomorrow)は、岡本太郎による巨大壁画。第五福竜丸が被爆した際の水爆の炸裂の瞬間がモチーフとなっており、悲惨な体験を乗り越え、再生する人々のたくましさを描いたとされる。太郎の養女で秘書を務めた岡本敏子によれば「彼の最大にして最高傑作」とされる。 大阪万博のシンボルタワー『太陽の塔』と対をなす岡本太郎の代表作で、1968年から翌年にかけて同時制作され、太郎のパブリックアートの代表ともなった。メキシコで製作された本作は長年行方不明となっていたが、2003年に発見され修復を経て、2008年10月から東京都渋谷区の渋谷マークシティ内の京王井の頭線渋谷駅とJR渋谷駅を結ぶ連絡通路に恒久設置された。壁画の重さは14トン。アスベスト製の板に一部コンクリートを盛り付けてアクリル系塗料で描かれている。