『撃滅の歌』(げきめつのうた)は、第二次世界大戦末期の1945年3月に公開された日本のドラマ映画。佐々木康監督の作品で、出演は高峰三枝子、轟夕起子、月丘夢路、藤原義江、増田順二、笠智衆など。音楽学校で同窓生だった3人の女学生たちが、卒業後、戦時下でそれぞれの人生を送る様子を描きながら、音楽を通しての戦意高揚を狙った国策映画である。 本作は、『米英撃滅の歌』として1944年10月の公開が新聞紙上などで予告されていた。また、挿入歌とされた野口米次郎作詞、山田耕筰作曲の楽曲「米英撃滅の歌」のレコードは1944年のうちにリリースされた。