感謝(かんしゃ、英:Gratitude,thankfulness, gratefulness)とは、優しさ、贈り物、手助け、好意、その他の厚情を受けた人物がそれらを施してくれた贈り主に向けて示す、ありがたいという気持ちやその感情を表すポジティブな反応である。 感謝の経験は歴史的に幾つかの宗教世界の焦点となっている。それはまた古代、中世、近代の哲学者にとって興味深い題材であり、現代哲学者も関心を寄せ続けている。 心理学における感謝の体系的研究は1998年にマーティン・セリグマンが「ポジティブ心理学」という新しい心理学の一分野を紹介したことから始まった。心理学における感謝の研究では、感謝という感情の短期的な経験(状態的感謝)、感謝を感じる頻度の個人差(特性的感謝)、これら2つの側面の関係性、さらには感謝の治療的効果などが理解されている。