『悲しい色やねん』(かなしいいろやねん、英題:Love and Action in Osaka)は、小林信彦が1987年に発表した短編小説(『小説新潮』1988年1月号に発表、1987年12月に新潮文庫から刊行された短編集『悲しい色やねん』にも収録)。また、これを原作とした1988年公開の日本映画である。 映画化前提で題名も決まった状態で小林に「原作小説の執筆」の依頼がされたもの。小林自身も「映画はプロットが違う」と書いているが、「映画での主人公のヤクザ」は小説では間接的にしか登場せず、主な登場人物は作家(語り手、小林の分身)と関西の若手落語家である。また小説中で、題名のモチーフとなったと思われる上田正樹「悲しい色やね」にも言及される。