『忘られぬ死』(わすられぬし、原題:Sparkling Cyanide、米国版タイトル:Remembered Death)は、1945年にイギリスの小説家アガサ・クリスティが発表した長編推理小説。 本作は、エルキュール・ポアロシリーズの短編「黄色いアイリス」を基に長編化した作品である。ただし、ポアロは登場せず、代わりにレイス大佐が登場する。レイス大佐の登場作品としては、『茶色の服の男』と、エルキュール・ポアロシリーズの『ひらいたトランプ』『ナイルに死す』に続いて、4番目にして最後の作品である。 本作はアメリカ合衆国において"Remembered Death"という題名で1945年2月にから出版されたのち、イギリスにおいてから"Sparkling Cyanide"という題名で出版された。