形而上詩人(けいじじょうしじん、英語:metaphysical poets)とは、ジョン・ダンやジョージ・ハーバートなど、17世紀のイギリス抒情詩人の中で、形而上学的な仕掛けとその研究に関心のあった詩人たちを指す。「形而上詩人」という言葉を最初に使ったのは、後の時代のサミュエル・ジョンソンであり、形而上詩人と言われる詩人たちが自分たちで形而上派を名乗ったり、運動を起こしたりしたことはなく、さらに多くの詩人たちは他の詩人のことを知らず、本も読んだこともなかった。 20世紀初頭、T・S・エリオットらによって再評価され、脚光を浴びた。エリオットは『形而上詩人』(1921年)というエッセイを書いた。