『強き蟻』(つよきあり)は、松本清張の長編小説。『文藝春秋』に連載され(1970年1月号 - 1971年3月号)、1971年4月に文藝春秋から刊行された。夫の遺産を根こそぎ確保しようとたくらむ女性の、周到な殺害計画を描くピカレスク長編。タイトルは西東三鬼の句「墓の前強き蟻ゐて奔走す」に由来する。 これまで3度テレビドラマ化されている。