引湯(いんとう、ひきゆ)は、配管などを用いて湯(ゆ)を遠方より運んでくること。ほとんどの場合、湯とは温泉のことを指す。厳密には、足元湧出源泉以外の湯船は全て引湯になる。引湯することで引湯管に熱が奪われ、源泉の温度が下がる。高温源泉の場合、これを利用して入浴に適した温度まで自然に下げることも行われている。湯の花の沈殿が激しい源泉の場合、引湯管が目詰まりを起こす場合もあり、定期的に清掃が行われている。