建国門事件あるいは9・20事件は、1994年に中華人民共和国で発生した大量殺人事件である。1994年9月20日、中国人民解放軍の田明建(ティエン・ミンチエン、でん・めいけん)中尉は北京市通州区の駐屯地で上官を射殺し、さらに建国門に移動して銃を乱射した。警官隊により田が射殺されるまでに、イラン人外交官とその息子を含む数十人が死亡または負傷したほか、対応に当たった軍人および警察官からも死傷者が出ており、最終的な死者数は24人とされる。