延喜通宝(延喜通寳、えんぎつうほう)は、907年(延喜7年11月)に日本で鋳造、発行された銭貨である。皇朝十二銭の1つ。 直径19mm前後の円形で、中央には正方形の孔が開いている。銭文(貨幣に記された文字)は、時計回りに回読で延喜通寳と表記されている。裏は無紋である。量目(重量)2g程度の銅の鋳造貨である。 寛平大宝発行から17年後、銭貨鋳造を司った鋳銭司で延喜通宝が改鋳された。『日本紀略』延喜7年11月3日條には、「詔、改寛平大寳銭貨、為延喜通寳、一以當舊之十、新興舊並令通用之」とある。延喜通宝1枚に対し旧銭10枚の交換比率が設定され、先例を踏襲し新旧両銭の併用としている。 朝廷発行の貨幣の中では、質の低下が極まり、銭文が判読出来るものはむしろ稀で、銅貨というよりも鉛合金と言った方が適切なものもある。 皇朝十二銭の中では最も現存数が多いとされる。

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  • 延喜通宝(延喜通寳、えんぎつうほう)は、907年(延喜7年11月)に日本で鋳造、発行された銭貨である。皇朝十二銭の1つ。 直径19mm前後の円形で、中央には正方形の孔が開いている。銭文(貨幣に記された文字)は、時計回りに回読で延喜通寳と表記されている。裏は無紋である。量目(重量)2g程度の銅の鋳造貨である。 寛平大宝発行から17年後、銭貨鋳造を司った鋳銭司で延喜通宝が改鋳された。『日本紀略』延喜7年11月3日條には、「詔、改寛平大寳銭貨、為延喜通寳、一以當舊之十、新興舊並令通用之」とある。延喜通宝1枚に対し旧銭10枚の交換比率が設定され、先例を踏襲し新旧両銭の併用としている。 朝廷発行の貨幣の中では、質の低下が極まり、銭文が判読出来るものはむしろ稀で、銅貨というよりも鉛合金と言った方が適切なものもある。 皇朝十二銭の中では最も現存数が多いとされる。 (ja)
  • 延喜通宝(延喜通寳、えんぎつうほう)は、907年(延喜7年11月)に日本で鋳造、発行された銭貨である。皇朝十二銭の1つ。 直径19mm前後の円形で、中央には正方形の孔が開いている。銭文(貨幣に記された文字)は、時計回りに回読で延喜通寳と表記されている。裏は無紋である。量目(重量)2g程度の銅の鋳造貨である。 寛平大宝発行から17年後、銭貨鋳造を司った鋳銭司で延喜通宝が改鋳された。『日本紀略』延喜7年11月3日條には、「詔、改寛平大寳銭貨、為延喜通寳、一以當舊之十、新興舊並令通用之」とある。延喜通宝1枚に対し旧銭10枚の交換比率が設定され、先例を踏襲し新旧両銭の併用としている。 朝廷発行の貨幣の中では、質の低下が極まり、銭文が判読出来るものはむしろ稀で、銅貨というよりも鉛合金と言った方が適切なものもある。 皇朝十二銭の中では最も現存数が多いとされる。 (ja)
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  • 延喜通宝(延喜通寳、えんぎつうほう)は、907年(延喜7年11月)に日本で鋳造、発行された銭貨である。皇朝十二銭の1つ。 直径19mm前後の円形で、中央には正方形の孔が開いている。銭文(貨幣に記された文字)は、時計回りに回読で延喜通寳と表記されている。裏は無紋である。量目(重量)2g程度の銅の鋳造貨である。 寛平大宝発行から17年後、銭貨鋳造を司った鋳銭司で延喜通宝が改鋳された。『日本紀略』延喜7年11月3日條には、「詔、改寛平大寳銭貨、為延喜通寳、一以當舊之十、新興舊並令通用之」とある。延喜通宝1枚に対し旧銭10枚の交換比率が設定され、先例を踏襲し新旧両銭の併用としている。 朝廷発行の貨幣の中では、質の低下が極まり、銭文が判読出来るものはむしろ稀で、銅貨というよりも鉛合金と言った方が適切なものもある。 皇朝十二銭の中では最も現存数が多いとされる。 (ja)
  • 延喜通宝(延喜通寳、えんぎつうほう)は、907年(延喜7年11月)に日本で鋳造、発行された銭貨である。皇朝十二銭の1つ。 直径19mm前後の円形で、中央には正方形の孔が開いている。銭文(貨幣に記された文字)は、時計回りに回読で延喜通寳と表記されている。裏は無紋である。量目(重量)2g程度の銅の鋳造貨である。 寛平大宝発行から17年後、銭貨鋳造を司った鋳銭司で延喜通宝が改鋳された。『日本紀略』延喜7年11月3日條には、「詔、改寛平大寳銭貨、為延喜通寳、一以當舊之十、新興舊並令通用之」とある。延喜通宝1枚に対し旧銭10枚の交換比率が設定され、先例を踏襲し新旧両銭の併用としている。 朝廷発行の貨幣の中では、質の低下が極まり、銭文が判読出来るものはむしろ稀で、銅貨というよりも鉛合金と言った方が適切なものもある。 皇朝十二銭の中では最も現存数が多いとされる。 (ja)
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  • 延喜通宝 (ja)
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