『巨人』(きょじん、西: El Coloso, 英: The Colossus)は、スペインを代表する画家フランシスコ・デ・ゴヤの代表作とされる巨人をモチーフとする絵画である。ただし絵を所蔵するプラド美術館は2009年に、ゴヤの作品ではなく弟子(恐らくアセンシオ・フリア)が描いた作品だと発表した。スペイン語では『エル・コロソ』のほか『エル・ヒガンデ(巨人)』、『エル・パニコ(恐怖)』、『ラ・トルメンタ(嵐)』の名でも知られる。 この絵画は、キャンバス中央に巨人が絵の左側に向かって歩いていく様子が描かれている。山々は彼の脚部を太ももまで覆い隠し、雲が彼の体躯を取り巻いている。肩の高さで片方の拳を構えており、巨人は攻撃的な姿勢を取っているように見える。あらゆる方向に逃げる人々の群れと牛の群れを含む暗い谷が、絵画の下側3分の1を占めている。 この絵は1812年に、ゴヤの息子ハビエル・ゴヤの財物となった。後にペドロ・フェルナンデス・ドゥランの所有となったこの絵画は、彼の蒐集品としてマドリードのプラド美術館に遺贈され、1931年以降は同美術館に所蔵されている。

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  • 『巨人』(きょじん、西: El Coloso, 英: The Colossus)は、スペインを代表する画家フランシスコ・デ・ゴヤの代表作とされる巨人をモチーフとする絵画である。ただし絵を所蔵するプラド美術館は2009年に、ゴヤの作品ではなく弟子(恐らくアセンシオ・フリア)が描いた作品だと発表した。スペイン語では『エル・コロソ』のほか『エル・ヒガンデ(巨人)』、『エル・パニコ(恐怖)』、『ラ・トルメンタ(嵐)』の名でも知られる。 この絵画は、キャンバス中央に巨人が絵の左側に向かって歩いていく様子が描かれている。山々は彼の脚部を太ももまで覆い隠し、雲が彼の体躯を取り巻いている。肩の高さで片方の拳を構えており、巨人は攻撃的な姿勢を取っているように見える。あらゆる方向に逃げる人々の群れと牛の群れを含む暗い谷が、絵画の下側3分の1を占めている。 この絵は1812年に、ゴヤの息子ハビエル・ゴヤの財物となった。後にペドロ・フェルナンデス・ドゥランの所有となったこの絵画は、彼の蒐集品としてマドリードのプラド美術館に遺贈され、1931年以降は同美術館に所蔵されている。 (ja)
  • 『巨人』(きょじん、西: El Coloso, 英: The Colossus)は、スペインを代表する画家フランシスコ・デ・ゴヤの代表作とされる巨人をモチーフとする絵画である。ただし絵を所蔵するプラド美術館は2009年に、ゴヤの作品ではなく弟子(恐らくアセンシオ・フリア)が描いた作品だと発表した。スペイン語では『エル・コロソ』のほか『エル・ヒガンデ(巨人)』、『エル・パニコ(恐怖)』、『ラ・トルメンタ(嵐)』の名でも知られる。 この絵画は、キャンバス中央に巨人が絵の左側に向かって歩いていく様子が描かれている。山々は彼の脚部を太ももまで覆い隠し、雲が彼の体躯を取り巻いている。肩の高さで片方の拳を構えており、巨人は攻撃的な姿勢を取っているように見える。あらゆる方向に逃げる人々の群れと牛の群れを含む暗い谷が、絵画の下側3分の1を占めている。 この絵は1812年に、ゴヤの息子ハビエル・ゴヤの財物となった。後にペドロ・フェルナンデス・ドゥランの所有となったこの絵画は、彼の蒐集品としてマドリードのプラド美術館に遺贈され、1931年以降は同美術館に所蔵されている。 (ja)
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  • 『巨人』(きょじん、西: El Coloso, 英: The Colossus)は、スペインを代表する画家フランシスコ・デ・ゴヤの代表作とされる巨人をモチーフとする絵画である。ただし絵を所蔵するプラド美術館は2009年に、ゴヤの作品ではなく弟子(恐らくアセンシオ・フリア)が描いた作品だと発表した。スペイン語では『エル・コロソ』のほか『エル・ヒガンデ(巨人)』、『エル・パニコ(恐怖)』、『ラ・トルメンタ(嵐)』の名でも知られる。 この絵画は、キャンバス中央に巨人が絵の左側に向かって歩いていく様子が描かれている。山々は彼の脚部を太ももまで覆い隠し、雲が彼の体躯を取り巻いている。肩の高さで片方の拳を構えており、巨人は攻撃的な姿勢を取っているように見える。あらゆる方向に逃げる人々の群れと牛の群れを含む暗い谷が、絵画の下側3分の1を占めている。 この絵は1812年に、ゴヤの息子ハビエル・ゴヤの財物となった。後にペドロ・フェルナンデス・ドゥランの所有となったこの絵画は、彼の蒐集品としてマドリードのプラド美術館に遺贈され、1931年以降は同美術館に所蔵されている。 (ja)
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