川下川ダム(かわしもがわダム)は、兵庫県の武庫川水系に宝塚市が建設した上水用ダム。川下川を堰き止めるダムの建設と平行して、周辺の3か所の渓流水を取水する設備と、これらを集めて新しい浄水場に送る導水管をセットで建築した。昭和47年(1972年)に宝塚市の第五期拡張事業計画として計画され、昭和52年(1977年)に完成した。当時人口が急増してひっ迫状態にあった宝塚市の上水供給問題を解決した。また水質の良い水が大量に供給されることで、宝塚市で劣悪な水源に起因して発生していた斑状歯の問題を解決した。