山陰亭(さんいんてい)とは、平安時代前期に清公・是善・道真と3代にわたって文章博士を輩出した菅原氏の私塾のこと。元来は菅原氏当主の書斎であった山陰亭で講義が行われていたが、生徒の増大につれて廊下(寝殿造の中門廊)で講義が行われたことから、菅家廊下(かんけろうか)と呼ばれて後世に知られた。