山下事件(やましたじけん)は、1984年に神奈川県横浜市で発生した女性変死事件である。難病を患う妻を扼殺したとして起訴された被告人について、被害者の死因が他殺であるか病死であるかが争われたが、その際に4人の鑑定人によって行われた法医鑑定の結果がいずれも食い違ったことが注目された。事件から3年8か月後に横浜地裁での一審無罪が確定し、事件は冤罪と認められた。