小坂森林鉄道(おさかしんりんてつどう)とは岐阜県益田郡小坂町(現下呂市)のとその支流沿いに路線を持っていた森林鉄道である。軌間は762mm。名古屋営林局小坂営林署が運営していた。 小坂停車場では高山本線飛騨小坂駅と接続する。現在飛騨小坂駅の岐阜方に貯木場があるが、かつては国鉄の貨車の引き込み線があって、木材はここで積み替えられた。 旧小坂町は、御嶽山から続く広大な森林を有しており、町面積の97%が山林であり、その6割を国有林で占めている。各地で営林署の統廃合が続く中、末期まで1町1営林署を維持するほどであった。なお、付知川の上流、及び加子母川、の上流一帯を裏木曽ともいい、(裏木曽御料林)、神宮備林があった(現在の裏木曽国有林)。