官子譜(かんずふ)は、中国の詰碁(珍瓏)を集めた棋書。明の時代の過百齢によって著され、清の時代に陶式玉(字は尚白)の編注、改訂により現在の形となった。終盤の死活や攻め合いなどの問題を集めたもので、詰碁の二大名著として『玄玄碁経』と並べられるが、手筋の網羅性は「官子譜」が上回っている。