孔王部(あなほべ)は、安康天皇の御名代部として設置した穴穂部(あなほべ)に始まった御名代部である。第二十代安康天皇が近江国穴太村に穴穂宮を建て、そして、自らを穴穂天皇と称した。この穴穂部は、安康天皇の崩御後に第二十一代雄略天皇が十九年紀(480年)に詔して置いた安康天皇の御名代部である。